「彫刻アート」

新たな世界観

イニシャルからとったnhnh美術館のありかた

nhnh Museum は、私と私の周りの彫刻、芸術を紹介するために作ったページです。
随時、作品の紹介を追加していきたいと思います。
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日本では 氏名を英語表記する場合、名前と名字を入れ替える習慣がありますが、まだ日本が文明劣国の時代、大隈重信だったか?がヨーロッパ訪問のおり「文明国では氏名を逆にしている日本も見習って文明に追いつこう」と始めた様式のようです。

何かと欧米の物まねの多い日本人ですが、自分の価値観を提唱し続けるアーティストが欧米の真似をし、へりくだるのはおかしいと、私は英語表記でも氏名を逆にしなくなりました。世界でも相手国に合わせて氏名の順番まで変える国は他に無いようです。自主性の問題でしょう。

何気につけたnhnh(※)ですが、イニシャルを二つ重ねるのは、現実とイメージの世界の二つの自分という意味もあります。絶えず現実を超えた 新たな世界感を抱きたいという想いからです。※NakagawaHiroshiのイニシャル


「意志の門」設置

1997年4月15日〜5月7日 金沢市民芸術村(石川県)にて

作品制作決定の過程

1996年10月からの金沢市民芸術村のオープニング企画 「現代アートの表像展」出品依頼作家の中から私とその他数人の作家が、現在までの作品の資料を提出するよう求められました。

1997年1月16日 ライオンズクラブが金沢市民芸術村に設置する作品のコンペ参加の作家に選ばれ、制作したい彫刻作品のプロポーザルを提出するようにと依頼がありました。

1997年2月10日 石川県内から二人、東京から一人、ロサンゼルスから一人、四人の作家でコンペが行われました。審査員はライオンズクラブ関係者、金沢市民芸術村関係者、著名な建築家や造形作家の方々でした。後日、私に制作の依頼がありました。

公開制作

1997年4月15日から5月7日まで公開制作。元々現地製作をしたいという市民芸術村関係者からの要望の元での今回のコンペでしたので、現地での公開製作を前提にした作品を提案しています。この作品は、多くの人で作るということで、誰でも簡単に理解、製作できるように、丸、三角、四角などの幾何形体の組み合わせでできています。定規とコンパスがあれば簡単に形出しができます。大型機械での加工も容易なので合理性も高くなります。

当初の予定通り、「意志の門」は金沢市民芸術村の敷地内で石川県内在住の若い彫刻家達による公開制作により作成されました。

作品の設置

「意志の門」は、総工費1500万円、総才数700才、総重量50トンの巨大な作品になりました。
最近の仕事は安全性がとても重要視されます。設計士による構造計算書の作成や、耐震構造の取入れなど、本来の彫刻作りの枠を超えた設計が必要とされます。審査委員長が著名な建築家ということもあり、ご相談しながら最善の構造を取り入れての製作になっております。

「意志の門」完成

5月22日無事除幕式も終えました。金沢市民芸術村は1977年通産省認定各部門総合グッドデザイン大賞を受賞しました。



金沢市民芸術村「意志の門」



彫刻作品のプロポーザル



公開作成時/彫刻家の新保氏、小尾氏



作品の設置



制作に参加協力してくださった方々
左から彫刻家の伊藤氏、新保氏、池上氏、私、
アートディレクターの森田さん
撮影は 高島砥石(道具やさん)のおばちゃん


その他写真には写っていませんが
アートディレクターの斉藤さん、
彫刻家の小尾氏、松村氏、松島さん、馬渕氏が
参加協力してくださいました。



グッドデザイン賞をとった
金沢市民芸術村のシンボルモニュメント


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